

排卵誘発法は排卵障害に為、排卵が起きにくくなっているとこに排卵誘発剤を使って確実に排卵させ、複数の卵子を成熟させる事で受精の確率を上げる方法です。排卵誘発剤は、卵巣を刺激して排卵を促し、複数の卵胞を育てるなどの卵巣機能を高める薬剤です。
一般的なのはタイミング療法にも用いられる事のある、クロミフェン療法で視床下部を刺激し排卵を起こさせます。この薬を服用した場合は、排卵する確率は80~90%で受精、着床する妊娠率は50~70%とやや低くなりますが、長い間排卵がない重症の排卵障害ではなく排卵が遅れたり、時々排卵がなくなったりする程度の症状ならきわめて有効な治療法です。
またクロミフェン療法による改善が見られない場合は、ゴナドトロピン療法という性腺刺激ホルモンを使った治療が行われます。ゴナドトロピン療法は卵巣刺激ホルモンを使い、卵巣に直接働きかけて排卵を促すので脳や、視床下部に異常のある排卵障害に有効で、この治療よって排卵率は90%以上で、そのうち妊娠に至るのは20~45%前後ですが、多胎の発生率は15~20%と高く、流産を起こす確率もクロミフェン療法に比べて高いです。
卵巣機能自体が低下し生理がまともに来ない、無月経状態等の原因がある場合は、カウフマン療法があります。これは女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンを正常な生理の終わり頃から月経が始まるまでのホルモン動態と同じ形で投与し正常なホルモン動態を投与で再現するという形で行われます。カウフマン療法を続けると卵巣が刺激され正常に働く可能性が期待できますが、卵巣機能を改善が目的で排卵させる事ではないのでクロミフェン療法などと併用して行われます。
排卵誘発剤には副作用も多く、使用には注意が必要です。