

採血して血液中のホルモン量をみたり、基礎的な血液検査とホルモンを投与して身体の反応をみる検査は排卵を司るホルモンの分泌量などを調べ排卵や妊娠がうまくいかない原因にいて診断する為に行われます。
脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)およびプロラクチン(PRL)とエストロゲン(E2)等のホルモンを測定することにより卵巣の機能を調べます。下垂体から分泌される卵胞の成長を促す卵胞刺激ホルモン(FSH)と同じく下垂体から分泌され、卵胞に排卵を起こさせて黄体形成を促す黄体形成ホルモン(LH)を検査する事で、下垂体の異常、卵巣の異常、多嚢胞症候群などがわかります。
プロラクチン(PRL)は乳腺を発達させ、乳汁分泌を促す働きがあり、通常時は15ng/ml以下ですが、妊娠に関係なく異常高値であると高プロラクチン血症と診断されます。またプロラクチンは昼間は正常値でも夜間に増える場合があります。
エストロゲン(E2)は卵巣から分泌され、子宮内膜を整えて頸管粘液を増やして受精や着床の準備をします。3種類あるエストロゲンのうち、不妊治療ではエストラジオール(E2)が検査されます。エストロゲン(E2)が少ないと、受精しても子宮の準備が不完全で着床しなくなってしまいます。正常な排卵前のエストロゲン(E2)の血中濃度は100pg/ml以上でそれ以下だと子宮着床障害の可能性があります。
他にも血液検査によって特殊な血液型または問題のある不規則抗体がないかを調べたり、風疹、梅毒、肝炎ウイルス(B型肝炎・C型肝炎)、エイズ、クラミジアなどの感染症検査も行います。