

超音波検査は、超音波が跳ね返ってくる反射波を、画像としてモニターに映し出して子宮や卵巣の様子をみる検査で、体にかかる負担も少なく様々な事を知る事が出来ます。
超音波断層検査にはおなかの上から超音波を当てる経腹超音波検査と腟内に入れた超音波を発信するプローブから超音波を出す経腟超音波検査の2種類があり、不妊治療には経腟超音波の方が卵巣や子宮により接近して鮮明な画像が得られ、観察しやすい事から多くなります。
超音波検査の目的は、すでに卵管癒着や排卵障害などの特定部分をより詳しく調べ、不妊の原因となる子宮筋腫や卵巣脳腫などがないか、子宮の形状や子宮内膜の状態の正常、また最も重要なのが卵胞の発育過程を調べる事です。
排卵前の成長過程にある卵胞を観察し、個人差はあるものの通常卵胞の直径は18mm~22mmで排卵するので、このサイズを超音波検査で測定することで的確に排卵日を予測することができ、超音波検査でなければ卵胞の発育状態を正しく診断することは不可能です。
また基礎体温が上がっても排卵されない黄体化未破裂卵胞であっても超音波検査で卵胞のようすを観察することで排卵が起きているかどうか調べる事が出来ます。
他にも排卵直前には子宮内膜の厚さは10mm前後の厚さになり3層構造が見られますが、排卵後には均一になり3層構造は失われるので、このような一連の変化が認める事で、内膜の感受性を判断します。