

女性の体は、ホルモン物質によって身体環境が常に変化しており、妊娠する為には様々なホルモンが適切な時に分泌されて的確に作用します。妊娠には男性と女性様々な事象が完璧に働く必要があり、生命が宿る女性の妊娠する為に働く器官を知っておくことは、とても大切なことです。
女性は生理が始まると、ホルモンの働きが活性化して卵巣や子宮のなかで妊娠に向けた準備が進められます。このホルモンのバランスをコントロールしているのは脳の中の視床下部と呼ばれるところが、体の様々な働きをコントロールする重要なホルモンを分泌する下垂体に指令して、下垂体が性腺刺激ホルモンを分泌し卵巣の機能を調節します。ストレスなどにより生理不順を起こすのは、司令塔である視床下部がストレスで上手く働かなくなる為です。
下垂体に分泌された性腺刺激ホルモンは、卵巣中の未熟な卵子に働きかけて成熟を促します。卵子は生理の周期ごとに一から作られるものではなく、卵巣の中に生まれた時から持っていて初潮の時は約3~5万個あり、全部なくなると閉経となります。卵子が成熟する時、卵子を包んでいる卵胞が大きくなります。1回の月経周期では15個から20個の卵胞が成熟し、同時に卵胞から子宮内膜を厚くするエストロゲンというホルモンが分泌されます。成長した卵胞の内、一つだけが残りここから卵子が飛び出す排卵が起こります。エストロゲンの分泌と同時にプロゲステロンという黄体ホルモンもつくられ受精卵が着床しやすくなるように子宮内膜を整えます。
黄体は約2週間持続し、この間に排卵された卵子が受精、着床せずに黄体が退行すると、子宮では次の妊娠に備えて子宮内膜が剥がれおちて血液とともに体外に排出されます。これが毎月の生理の仕組みです。